大庭やす生 フードコミュニケーションデザイン
フードコミュニケーションデザイン 大庭やす生
独立開業への想い
『フードコミュニケーションデザイン』これは「フードコミュニケーション」「コミュニケーションデザイン」という二つの言葉をつなげた造語です。
「フードコミュニケーション」は様々な意味で使われますが、「食のイベント」や「食事会」のような意味合いで使われることが多くあります。私は二つの意味で捉えています。
一つはテーブルを囲む家族、友人、恋人、仲間等が「食事をしながら」心を通わせていくシーン。
もう一つは、その材料になる食材、それを加工調理し人の口に入るところまでをリレーしていく、生産者様からレストランやカフェの調理、ホールスタッフまでの流れをその意味としてとらえています。
「コミュニケーションデザイン」はメディアのような使われ方もしますが、つまり人と人の間に情報や感情の交流を意図して作るという意味の言葉です。
二つの言葉をつなげるとことで、「人々の間に食を置き、テーブルを囲むことで交流を創り、和を創ること」もう一つは「食の上流(生産地、生産者)から最終消費者の口に入るまでの流れを創る」という想いを表現しました。
まさにこの二つの想いをもって社会に貢献する。この業界に貢献することがミッションであると考えています。
過去の経験
社会人になり早々に飲食業界で勤務することを選択しました。「自分で事業を興し、実業家となる」ことが目標でした。
様々な業態や勤務地を経験し、部下や後輩が増えてくる中で我々外食産業に従事する人の社会的な地位について疑問を持つことも多く、また店舗の閉店も多く経験することになりました。1年や2年、早ければ半年待たずに閉店というようなこともよく目にするようになります。
以前、業績改善の業務を行った郊外のレストランでは、たくさんのお客様が結婚式にご利用いただきました。ところが、数年たった今ではそのレストランは保育園に変わっています。
一生懸命にお店のために自分の時間も惜しむくらいに勤務してくれていたスタッフさん達。フリーターで、その店だけで生計を立てている方ももちろんいらっしゃいました。しかしお店の業績は改善することなく、閉店をさせてしまうことになります。彼らの人生を狂わせてしまう結果になったこともあります。
そんな経験から私は、事業として最も価値のあることは、「継続する事」だと考えています。
継続するということは、お客様から必要とされ雇用や想い出を守り続けられているという社会的な価値を創り出せているといえるからです。
業務実績
大型飲食店(3フロアー200席程度)開業支援
キャラクターカフェレストランプロデュース・開業支援
異業種コラボ店舗の企画プロデュース
カフェメニュー開発
FC本部構築支援
業態標準化(多店舗化)支援
調理師専門学校外部講師
6次産業化支援
商業施設テナントリーシング
今後の取り組み
まず一つ目は、足元になる飲食店舗(企業)のご支援です。
特に小規模で展開されている、オーナー主体の企業様が抱える問題、課題の解決。店舗展開へ向けた標準化や会議体系の構築、マネジメント層のリーダーシップトレーニングなどの課題に重点を置いたご支援をしてまいります。
二つ目は我々の川上にあたる生産地、特に農業生産を通じて地方再生やブランディングといった取り組みです。
地方の抱える問題を農業生産という産業を通して少しでも解決できるご支援に取り組みたいと考えています。
そして三つめは異業種間プロデュースです。
「食」はその行為自体が生活の中の一部である以上、アウトドアやバイクやクルマ、アパレルから雑貨など、すべてのライフスタイルの中に存在することができるという点で、とあるシチュエーションの中での「食」のシーンをプロデュースすることに積極的な取り組みをしていこうと考えています。
それが食材への関心の入り口になり、生産地への関心の入り口になり、地方再生の一翼になることで、飲食店舗が特色のある取り組みができ、お客様へのワクワクする食のシーンを提供できると考えるからです。
サービス業の原点は「誰かに喜んでもらえることが自分の喜びに感じられる」ことだと考えています。
これからも直接的にお客様へ価値を提供される店舗・企業様へのご支援を通じて自らのミッションを実現していこうと考えています。